Si j'avais plus de temps, je voyagerais davantage.もっと時間があれば、もっと旅行するのに。
条件が現実のものではなく、想像上のことだったり、起こりそうになかったり、実際とは違うことだったりする場合、フランス語では si 節にimparfait、主節に**conditionnel présent**を組み合わせます。これは現実の条件文(si + présent)の鏡合わせのような形で、状況が現実に起こりうることとしてではなく、想像上のこととして提示されるときに使います。
要点: si + imparfait、そして主節はconditionnel présent。この現在の非現実的な仮定の形では、si 節は conditionnel ではなく imparfait を使います。
基本の形
Si + imparfait、conditionnel présent。si 節が想像上の、または起こりそうにない条件を示し、主節はそれが本当だったら何が起こるかを述べます。
- Si j'avais plus de temps, je voyagerais davantage.
- Si tu me le demandais, je t'aiderais volontiers.(もし君にそう頼まれたら、喜んで手伝うのに。)
- Si nous habitions à Paris, nous irions au musée chaque week-end.(もしパリに住んでいたら、毎週末美術館に行くのに。)
二つの節の順番は入れ替えても意味は変わりません。主節を先に、si 節を後に置くこともできます。
- Je voyagerais davantage si j'avais plus de temps.
なぜ「非現実」であって単なる「未来」ではないのか
この形が問題にしているのは、何かが起こるタイミングではなく、それが現実として提示されるかどうかです。関連する二つの意味を含みます。
- 純粋に仮定的なこと。 今は事実ではなく、話し手もそれが事実になるとは言っていない場合:Si j'étais riche, j'achèterais une île.(もし金持ちだったら、島を買うのに。)
- 起こりそうにないが不可能ではないこと。 話し手が実際には期待していない、将来のありうる可能性:Si je gagnais au loto, je démissionnerais.(もし宝くじに当たったら、仕事を辞めるのに。)
これを現実の条件文(si + présent)と比べてみましょう。こちらは話し手が現実に起こりうる、または可能だと提示している状況に使います。Si je gagne au loto — et ça peut arriver —, je démissionnerai. 文法的な選択が実際に示しているのは、事実そのものではなく、その条件に対する話し手の態度です。同じ出来事でも、話し手がどれくらい実現を見込んでいるかによって、どちらの形でも表現できます。
日本語では「たら」「れば」といった条件の形を使いますが、これらの形自体は「現実」か「非現実」かを直接区別しません。話が現実的かどうかは主に文脈や「もし」「万が一」のような語で示されます。フランス語は動詞の時制そのものでこの区別を表し、si 節が présent ではなく imparfait になっていることが、非現実の仮定であるという合図になります。
最も重要な規則
この非現実の現在を表す形では、si 節そのものが conditionnel になることは決してありません。conditionnel になるのは主節だけです。
- ❌ Si je voudrais voyager, j'achèterais un billet. → ✅ Si je voulais voyager, j'achèterais un billet.
- ❌ Si j'aurais de l'argent, je partirais. → ✅ Si j'avais de l'argent, je partirais.
これは、現実の条件文で si + futur simple が禁じられているのと同じ考え方です。この現在についての仮定の形では、si 節は imparfait になり、conditionnel にはなりません。
二つの節の作り方
si 節には普通の imparfait があれば十分で、不規則動詞を含むすべての動詞が同じ方法で作ります。présent の nous の形をとり、-ons を取って、imparfait の語尾(-ais, -ais, -ait, -ions, -iez, -aient)を付けます。本当の例外は être だけで、語幹は ét- です。-ger で終わる動詞と -cer で終わる動詞は、-a- で始まる語尾の前でいつものつづりの調整をします。manger → je mangeais(e を残す)、commencer → je commençais(c が ç になる)。
| avoir | être | aller | |
|---|---|---|---|
| si je/j' | si j'avais | si j'étais | si j'allais |
| si tu | si tu avais | si tu étais | si tu allais |
| s'il / si elle | s'il avait / si elle avait | s'il était / si elle était | s'il allait / si elle allait |
| si nous | si nous avions | si nous étions | si nous allions |
| si vous | si vous aviez | si vous étiez | si vous alliez |
| s'ils / si elles | s'ils avaient / si elles avaient | s'ils étaient / si elles étaient | s'ils allaient / si elles allaient |
主節には conditionnel présent を使います。完全な作り方と主な不規則語幹(voudr-, pourr-, devr-, ser-, aur-, ir-, fer-……)については、そちらの記事で説明しています。
現実の条件文と混同しないために
| si 節 | 主節 | 使う場面 | |
|---|---|---|---|
| 現実の条件 | présent | présent・futur simple・命令法 | 本当に起こりうること |
| 非現実の現在 | imparfait | conditionnel présent | 現実にはありえない、または起こりそうにないこと |
- Si tu viens, on ira au cinéma.(現実の条件。君が来ることは実際に検討されている選択肢です。)
- Si tu venais, on irait au cinéma.(非現実。起こりそうにないこと、または純粋な仮定として提示されています。)
同じ文、同じ動詞でも、時制の選び方だけで、話し手がその条件を現実だと考えているかどうかが分かります。
よくある間違い
- ❌ Si je voudrais voyager, j'achèterais un billet. → ✅ Si je voulais voyager, j'achèterais un billet.(si の直後に conditionnel を使うことは決してありません)
- ❌ Si j'ai le temps, je viendrais. → ✅ Si j'avais le temps, je viendrais.(présent と conditionnel を混ぜると形が崩れます。二つの節は必ず対応させます。imparfait + conditionnel か、présent + présent・futur・命令法のどちらかです)
- ❌ Si il avait de l'argent... → ✅ S'il avait de l'argent...(si は il・ils の前では s' に変わりますが、elle・elles の前では決して変わりません。si elle avait...)
力試し
それぞれの動詞を正しい形にしてください。
- Si tu ____ (avoir) plus de temps, tu ____ (pouvoir) m'aider ?
- S'il ____ (faire) beau, nous ____ (aller) à la plage.
- Si je ____ (être) toi, je ____ (partir) plus tôt.
- Si on ____ (mélanger) du bleu et du jaune pour cette affiche, quelle couleur ____ (obtenir)-on ?
答えを見る
- si tu avais plus de temps, tu pourrais m'aider 2. s'il faisait beau, nous irions à la plage 3. si j'étais toi, je partirais plus tôt 4. si on mélangeait du bleu et du jaune pour cette affiche, quelle couleur obtiendrait-on ?
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まとめ
- 現在・未来について非現実的、または起こりそうにない条件を表すには、si + imparfait、主節はconditionnel présentを使います。
- この形では、si 節は conditionnel ではなく imparfait を使います。文全体がどれほど仮定的に感じられても同じです。
- この形と si + présent(現実の条件)のどちらを選ぶかは、単にいつのことかではなく、その条件に対する話し手の態度を反映しています。
- 二つの節は順番を入れ替えても意味は変わりません。主節を先に、si 節を後に置いても同じように使えます。