Si tu viens, on ira au cinéma.もし来たら、映画に行こう。
条件が本当に実現しうるもの、つまり単なる想像ではない場合、フランス語はシンプルです。si の節は présent のままで、変わるのは帰結節のほうです。何を言いたいかによって帰結節の形が変わります。
要点:**si + présent、そのあと帰結節は présent、futur simple、または命令法**のいずれか。si の直後に futur simple が来ることは絶対にありません。
3つのパターン
1. Si + présent、présent――条件が満たされるたびに成り立つ、一般的な規則や習慣を表します。
- Si tu as faim, il y a du pain dans la cuisine.(お腹が空いたら、台所にパンがあるよ。)
- Si on chauffe l'eau à 100°, elle bout.(水を100度に温めると、沸騰する。)
2. Si + présent、futur simple――未来についての本当の予測を表します。
- Si tu viens, on ira au cinéma.
- S'il fait beau, nous mangerons dehors.
3. Si + présent、命令法――条件次第の指示や頼みごとを表します。
- Si tu as des questions, demande-moi.(質問があったら、私に聞いてね。)
- Si vous voyez Marc, dites-lui bonjour.
どの場合も si 自体は présent のままです。futur simple のページですでに2番目のパターンを簡単に扱っていますが、この記事では3つのパターンをまとめて説明します。(フランス語には、他の時制を使った現実の条件文もあります。Si tu as fini, tu peux partir、Si tu étais là hier, tu as vu Marc のような例です。ただしこの記事では、学習者が特につまずきやすい、未来に向けた si + présent のパターンに絞って説明します。)
日本語では未来の条件でも「来たら」のように未来形を使いません。フランス語も si の後は présent を使い、futur simple は置きません。
最も重要なルール
未来に向けた条件では、si の節は présent のままです。文全体が未来の話であっても、futur simple を使うことは絶対にありません。
- ❌ Si tu viendras, on ira au cinéma. → ✅ Si tu viens, on ira au cinéma.
- ❌ S'il fera beau, nous mangerons dehors. → ✅ S'il fait beau, nous mangerons dehors.
母語で「もし」のあとに未来形を使う、あるいはそちらのほうが自然な場合、この間違いが起こりやすくなります。
quand/lorsque + futur simple と混同しない
quand と lorsque は働きが違います。両方の出来事が確実に起こる場合は、両方の節が futur simple になります。
- Quand tu viendras, on ira au cinéma.(来たら、映画に行こう。来ることは確実。)
- Si tu viens, on ira au cinéma.(もし来たら、映画に行こう。来るかどうかはまだ可能性の話。)
si は条件が実現するかどうか自体が不確かであることを示し、quand は条件が実現することを前提としています。
仮定のパターンと混同しない
この記事は、現実に起こりうる条件だけを扱います。フランス語には、想像上のことやありそうにないことを表す si + imparfait + conditionnel présent というパターンもあります(Si j'avais plus de temps, je voyagerais davantage――もっと時間があれば、もっと旅行するだろう)。これは別のテーマで、独自のルールがあります。
間違えやすい点
- ❌ Si tu viendras, on ira au cinéma. → ✅ Si tu viens, on ira au cinéma.(si の直後に futur simple は絶対に来ない。)
- ❌ Si tu as le temps, tu viendrais. → ✅ Si tu as le temps, tu viendras.(現実の条件の帰結は conditionnel にはできません。予測なら futur simple、直接の結果なら présent を使います。Si tu as le temps, tu peux venir. のように。)
- ❌ Si il vient... → ✅ S'il vient...(si は il/ils の前では s' に縮約しますが、elle/elles の前では絶対に縮約しません。si elle vient のままです。)
確認しよう
それぞれの空欄に合う正しい形を選びましょう。
- Si tu ____ (avoir) le temps, tu ____ (pouvoir) m'aider ?
- S'il ____ (pleuvoir), nous ____ (rester) à la maison.
- Si vous ____ (voir) Léa, ____ (dire)-lui bonjour.
- Si on ____ (mélanger) le bleu et le jaune, on ____ (obtenir) du vert.
答えを見る
- si tu as le temps, tu peux m'aider 2. s'il pleut, nous resterons à la maison 3. si vous voyez Léa, dites-lui bonjour 4. si on mélange le bleu et le jaune, on obtient du vert
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まとめ
- 現実に起こりうる条件:si + présent、帰結節は présent(一般的な規則)、futur simple(予測)、命令法(指示)のいずれか。
- 未来に向けた条件では、si の節自体が futur simple になることは絶対にありません。文全体が未来の話であっても同じです。
- quand/lorsque + futur simple を両方の節で使うのは、確実に起こることを表す場合です。これは、本当の不確かさを示す si とは違います。
- 想像上のことやありそうにないことには、si + imparfait + conditionnel présent という別のパターンがあります。この記事では扱いません。