Nos queremos mucho.私たちはとても愛し合っている。

スペイン語が再帰動詞に使うのと同じ代名詞、nos、os、三人称の se は、主語が二人以上の人で、自分自身にではなくお互いに何かをする場合、「お互いに」という意味も表せます。

要点: nos/os/se は、主語が複数のとき「お互いに」という意味になることがあります。Nos queremos(私たちは愛し合っている)、Os ayudáis(あなたたちは助け合っている)、Se abrazaron(彼らは抱き合った)。たいてい文脈だけでお互いの意味だとわかりますが、わからないときは el uno al otro や mutuamente を加えてはっきりさせます。

同じ代名詞、違う関係

お互いの動作には、再帰動詞ですでに知っている代名詞がそのまま使われます。nos、os、三人称の se です。él/ella/usted で使うのと同じ se ですが、今度は主語が複数になります。お互いの動作には少なくとも二人が必要だからです。

Nos escribimos todas las semanas.(私たちは毎週お互いに手紙を書く。)Se conocieron en la universidad.(彼らは大学でお互いに知り合った。)Os veis mucho, ¿no?(あなたたちはよく会うよね?)

こう使えるのは nos、os、se だけです。単数形の再帰代名詞(me、te、se)もありますが、単数の主語では相互の意味にはなりません。お互いの動作には少なくとも二人が必要だからです。

お互いの動作と自分自身への動作の区別

同じ文でも、代名詞と動詞の形がどちらの場合も同じなので、二通りに読めることがあります。

Se miran.(彼らはお互いを見ている。お互いの意味。)Se miran.(彼らは自分自身を見ている。自分自身への意味で、例えば、それぞれが鏡に映った自分自身を見ている場合。)

たいていは文脈がこのあいまいさを解決してくれます。Se miran a los ojos(「彼らはお互いの目を見ている」)はお互いの意味にしかなりませんし、Se miran en el espejo cada mañana(「彼らは毎朝鏡で自分を見る」)は自分自身への意味にしかなりません。文だけでは本当にあいまいなままのとき、スペイン語は意味をはっきりさせるための表現を加えます。

日本語には、スペイン語の再帰代名詞が相互の意味も表す、というようなあいまいさはありません。日本語では代わりに、動詞の語幹に「合う」を付け加えて「お互いに〜する」という意味を作ります(愛し合う「お互いに愛する」、助け合う「お互いに助ける」)。これは代名詞ではなく、動詞そのものにくっつく仕組みなので、スペイン語のように同じ se が自分自身への意味にもお互いの意味にもなる、という状況そのものが起きません。

El uno al otro:お互いの意味をはっきりさせる

El uno al otro(「お互いに」)は動詞のあとに置いて、その動作が自分自身へではなくお互いへのものだとはっきりさせることができます。

Se miran el uno al otro.(彼らはお互いを見ていて、自分自身を見ているのではない。)Se ayudan la una a la otra.(彼女たち二人、女性はお互いに助け合っている。)

この表現は関係する人の性に合わせて形が変わります。el uno al otro(男性二人、または男女混合)、la una a la otra(女性二人)、los unos a los otros / las unas a las otras(三人以上)。真ん中の前置詞(a、con、de など)は、動詞自体が普段必要とする前置詞に合わせて変わります。Se ayudan la una a la otra ですが、preocuparse は por を取るので Se preocupan la una por la otra となります。

Mutuamente:もっと簡単な言い方

Mutuamente(「お互いに、相互に」)は同じようにあいまいさをなくす働きをしますが、性を合わせたり前置詞を選んだりする必要がありません。動詞のあとに加えるだけです。

Se respetan mutuamente.(彼らはお互いに尊重し合っている。)Nos ayudamos mutuamente.(私たちはお互いに助け合っている。)

お互いの意味がすでに明らかなときは、el uno al otro も mutuamente も必須ではありません。どちらも、文脈だけではお互いの意味かどうかわからないときに役立ちますし、意味がすでにはっきりしている文でも、強調したり、より改まった調子にしたりするためによく使われます。特に mutuamente は、その改まった響きのためによく選ばれます。

よくある間違い

  • ❌ Ellos ama el uno al otro → ✅ Ellos se aman el uno al otro.(相互の動作でも、相互の意味で使う再帰代名詞 se は必要です。el uno al otro は意味をはっきりさせるだけで、se の代わりにはなりません。)
  • ❌ Me miro el uno al otro → ✅ この表現は複数の主語でしか使えません。お互いの動作には少なくとも二人が必要なので、me や te と一緒に使うことは決してありません。
  • ❌ Se ayudan mutuamente el uno al otro を、片方がもう片方を強めるかのように一緒に使う → ✅ どちらか一つを選びましょう。Se ayudan mutuamente か Se ayudan el uno al otro です。どちらもすでに同じ意味を表しているので、組み合わせるのは冗長です。

力だめし

  1. この文にお互いの意味を与える代名詞を使って完成させましょう:Ana y Luis ___(querer)mucho.
  2. なぜ Se miran en el espejo は自然に、お互いの意味ではなく自分自身への意味だと理解されるのですか。
  3. el uno al otro を加えて、お互いの意味をはっきりさせましょう:Se escriben.
  4. mutuamente を使って書き直しましょう:Se respetan el uno al otro.
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  1. Ana y Luis se quieren mucho.
  2. 鏡で自分を見るというのは、それぞれの人が自分自身の姿を見ていることを表しているので、お互いを見ているわけではありません。
  3. Se escriben el uno al otro.
  4. Se respetan mutuamente.

まとめ

  • nos、os、三人称の se は、再帰動詞と同じ形で、主語が二人以上のとき「お互いに」という意味も表せます。
  • お互いの意味になれるのは複数の主語だけです。単数形の再帰代名詞(me、te、se)はありますが、相互の意味にはなりません。
  • たいていは文脈だけで、お互いの意味か自分自身への意味かがわかります。
  • el uno al otro(性・数を合わせ、動詞が必要とする前置詞を使う)や、もっと簡単な mutuamente を動詞のあとに加えることで、疑問をなくしたり強調したりできますが、代名詞そのものの代わりにはなりません。