J'habite ici depuis trois ans.私はここに3年前から住んでいます。

フランス語には、時間や継続期間について話す3つの異なる方法があり、それぞれ違う問いに答える。depuis はまだ続いていることを表し、pendant は区切られた期間の長さを表し、il y a は今から過去のある時点までさかのぼる。それぞれがどの問いに答えるのかが分かれば、どれを使うか選ぶのはずっと簡単になる。

要点:depuis はまだ続いている、現在形。pendant は区切られた期間、時制は自由。il y a は過去のある時点、今から数えて「〜前」。

Depuis:まだ続いていること

Depuis(「〜から」「〜以来」)は、過去に始まって今もそうであることを表す。その状況がまだ続いているので、フランス語では現在形を使う。過去形ではない点に注意。英語ではこの同じ意味を「have been + -ing」という完了進行形で表す。

  • J'habite à Paris depuis trois ans.(私はパリに3年前から住んでいます。)
  • Elle travaille ici depuis 2020.(彼女は2020年からここで働いています。)
  • Nous attendons depuis une heure.(私たちは1時間前から待っています。)

Depuis継続期間depuis trois ans、3年前から)にも、起点となる時点depuis 2020、2020年から)にも使える。どちらの場合も現在形のままであることは変わらない。

日本語には英語の完了進行形にあたる特別な時制はないが、「~ている」という形を使うことで、今も続いている状態を表すことができる(「ここに3年住んでいます」)。フランス語の depuis + 現在形は、これとよく似た働きをする、まだ続いていることを示す仕組みだと考えると分かりやすい。

J'habite ici depuis trois ans(今もここに住んでいる、現在形)が正しく、❌ J'ai habité ici depuis trois ans は誤り。depuis に過去形を使ってしまうのは、英語話者にとってよくある間違いの一つ。英語ではまさにこの意味を現在完了進行形(have been + -ing)で表すためだ。

Pendant:区切られた期間

Pendant(「〜の間」)は、区切られた期間の長さを表す。それ自体は、その期間がすでに終わっているのか、今とつながっているのかについては何も述べない。それを示すのは動詞の時制であって、pendant 自身ではない。どんな時制とも自然に組み合わさる。過去、現在、未来のいずれとも使える。

  • J'ai habité à Lyon pendant deux ans.(私はリヨンに2年間住んでいました。)過去形なので、終わったこと
  • Elle a travaillé ici pendant six mois.(彼女はここで6か月間働きました。)
  • Je travaillerai ici pendant trois ans.(私はここで3年間働くつもりです。)未来形なので、まったく終わっていない
  • Pendant les vacances, on va à la mer.(休暇の間、私たちは海に行きます。)

depuis との本当の違いは、過去か未来かではなく、その文が状況をある起点から続いているものとして示しているか(depuis)、それとも区切られた期間がどれくらいの長さかを単に示しているだけか(pendant)にある。続いているかどうかは、周りの時制が示す。✅ J'habite ici depuis trois ans(今もここに住んでいる。これは depuis 自体が示している)と ✅ J'ai habité ici pendant trois ans(そこに3年間住んでいた。pendant は長さを示しているだけで、それが終わったことを示しているのは pendant ではなく過去形のほうだ)を比べてみるとよい。

Il y a:過去のある時点(「〜前」)

Il y a に時間の長さを続けると**〜前**という意味になる。今の時点から過去のある特定の時点までさかのぼる。

  • Il y a deux jours, j'ai vu Marie.(2日前、私はマリーに会いました。)
  • Elle est arrivée il y a une heure.(彼女は1時間前に着きました。)
  • J'ai commencé ce travail il y a six mois.(私はこの仕事を6か月前に始めました。)

これは「〜がある」という意味の il y a と同じ単語だが、名詞の代わりに時間の長さが続くと、まったく違う意味になる。文脈を見ればこの2つは簡単に見分けがつく。il y a un problème(問題がある)と il y a une heure(1時間前)を比べてみるとよい。

「〜前」を意味する il y a は、ほとんどの場合過去形と一緒に使われる。過去のある時点を指しているのであって、まだ続いていることを指しているのではないからだ。

  • Il y a un an, j'ai déménagé.(1年前、私は引っ越しました。)

3つの見分け方

意味 時制 例文
depuis 〜から(まだ続いている) 現在形 Je travaille ici depuis 2020.
pendant 〜の間(区切られた期間) 自由 J'ai travaillé ici pendant deux ans.
il y a 〜前(過去のある時点) 過去形 J'ai commencé il y a deux ans.

よくある間違い

  • J'ai habité ici depuis trois ans. → ✅ J'habite ici depuis trois ans.(状況がまだ続いているので、depuis には現在形を使う)
  • Je travaille ici pendant trois ans と言って、まだ続いているという意味にしようとする → ✅ Je travaille ici depuis trois ans.pendantdepuis のように継続している状況を示すものではない)
  • Il y a deux jours, j'habite à Paris → ✅ Il y a deux ans, j'ai déménagé à Paris.il y a は過去のある時点を指すので、現在形の継続した状態ではなく、過去形の出来事が必要になる)

小テスト

depuispendantil y a のどれかを選んでください。

  1. J'apprends le français ____ deux ans.(まだ学習中)
  2. Elle a vécu au Canada ____ cinq ans.(終わったことで、今はもう住んでいない)
  3. ____ trois jours, il a commencé à pleuvoir.(過去のある時点)
  4. Nous habitons ici ____ 2018.(今もここに住んでいる)
答えを見る
  1. J'apprends le français depuis deux ans.   2. Elle a vécu au Canada pendant cinq ans.   3. Il y a trois jours, il a commencé à pleuvoir.   4. Nous habitons ici depuis 2018.

まとめ

  • Depuis(「〜から」「〜以来」)は、今もまだ続いている状況を表す。フランス語では現在形を使う。この点が英語の have been + -ing とは違う。
  • Pendant(「〜の間」)は区切られた期間の長さを表し、どんな時制とも組み合わさる。状況が終わったかどうかは pendant 自体ではなく時制が示す。
  • Il y a に時間の長さを続けると**〜前**という意味になる。過去のある時点までさかのぼり、過去形と一緒に使う。
  • 時間表現が継続期間(depuis trois ans)であっても、depuis の場合の起点(depuis 2020)であっても、同じ depuispendant が使われる。
  • 「〜前」を意味する il y a は、「〜がある」を意味する il y a と同じ単語で、文脈(名詞か時間の長さか)によって見分けられる。