ドイツ語の一部の動詞には、前に小さな前つづりが付いている——aufstehen(起きる)、einkaufen(買い物をする)、anrufen(電話する)。辞書の中や、話法の助動詞と一緒に使うときは、これらは一つの単語のように見える。しかし現在形の主文では、この前つづりが分離して文末まで飛んでいき、動詞の残りの部分は予想どおりの位置で人称変化する。

要点:基本の動詞をいつもどおり2番目の位置で人称変化させる——前つづりは文末に移動する。

「分離」の意味

Aufstehen は実は2つの部分からできている。前つづり auf- と動詞 stehen だ。この主文では stehen だけが人称変化して2番目の位置に残り、auf は分離して文末へ移動する。

  • Ich stehe um sieben Uhr auf.(私は7時に起きます。)
  • Du stehst früh auf.(あなたは早く起きます。)
  • Wir stehen am Wochenende spät auf.(私たちは週末は遅く起きます。)

基本の動詞 stehen はまったく普通に人称変化することに注目しよう——分離前つづりは stehen 自体の人称変化を何も変えない。変わるのはその位置だけだ。

よくある分離前つづり

日常でよく使う短い前置詞や副詞的な語の多くは、分離前つづりとしても使われる:auf-、an-、aus-、ein-、mit-、zu-、ab- など。

動詞 意味 例文
aufstehen 起きる Ich stehe auf.
einkaufen 買い物をする Sie kauft im Supermarkt ein.
anrufen 電話する Er ruft seine Mutter an.
mitkommen 一緒に来る Du kommst mit.
ausgehen 出かける Wir gehen heute Abend aus.
abfahren (乗り物が)出発する Der Zug fährt um acht ab.
zumachen 閉める Ich mache das Fenster zu.

前つづりが意味の変化の大部分を担っている——stehen(立つ)が aufstehen(起きる)になり、kaufen(買う)が einkaufen(買い物をする)になる。前つづりのおおまかな意味(auf- = 上へ、ein- = 中へ、aus- = 外へ、mit- = 一緒に、ab- = 離れて)を知っておくと、新しい分離動詞の意味も推測しやすくなる。

分離動詞の見分け方

不定詞では、分離前つづりには常に強勢が置かれ、動詞と一緒に一つの単語として書かれる:aufstehen、einkaufen、anrufen。これは be-、ver-、ent-、er-、zer- など、決して分離せず、通常強勢も置かれない少数の前つづりのグループとは違う——それは後で学ぶ別のテーマだ。今のところは、上の表の前つづりが日常的によく出てくるものだ。このレッスンで扱う現在形の主文では、人称変化した基本の動詞は第2位置に置かれ、前つづりは文末に移動する。

日本語には、このように分離して文末に移動する前つづりに似たものは存在しない。「起きる」「出かける」のような動詞は、文の構造がどうであれ、常に一つの単語のままだ。一方ドイツ語では、動詞の“もう半分”が文末に来ることがある、という感覚に慣れる必要がある。

nicht の位置

nicht で動作を否定するとき、通常は分離前つづりのすぐ前に置かれる

  • Ich stehe nicht auf.(私は起きません。)
  • Wir kaufen heute nicht ein.(私たちは今日買い物をしません。)

前つづりはどのみち節の最後に来るので、nicht はその直前に入り込む。

話法の助動詞と分離動詞:分離しない

分離動詞が話法の助動詞können、müssen、wollen など)と組み合わさるとき、それは不定詞の形で一つの単語のまま文末に移動する——この場合はまったく分離しない。

  • Ich muss früh aufstehen.(私は早く起きなければならない。)——❌ Ich muss früh auf stehen ではなく、❌ Ich stehe früh auf müssen でもない。
  • Wir wollen heute einkaufen.(私たちは今日買い物をしたい。)
  • Kannst du mich anrufen?(私に電話してくれる?)

話法の助動詞は、ほかの動詞と組み合わせる場合と同じく第2位置に置かれ、分離動詞はそのままの形で文末に残る——分離が起こるのは、分離動詞そのものが現在形の主文で人称変化するときだけだ。

よくある間違い

  • Ich aufstehe um sieben. → ✅ Ich stehe um sieben auf.——人称変化するのは基本の動詞だけで、それが2番目の位置に来る。前つづりは文末に残る
  • Ich stehe auf um sieben. → ✅ Ich stehe um sieben auf.——前つづりは主文の最後、普通の文の要素の後に来る。人称変化した動詞のすぐ後ではない
  • Ich muss auf stehen früh. → ✅ Ich muss früh aufstehen.——話法の助動詞と一緒のときは、分離動詞は一つの不定詞のまま文末にまとまる。分離せず、不定詞はやはり最後に来る
  • Ich stehe nicht.(「私は起きない」のつもりで)→ ✅ Ich stehe nicht auf.——nicht は前つづりの代わりではなく、その直前に置かれる

クイックチェック

正しく文を組み立てられるだろうか。

  1. (ich / stehe / auf / um acht Uhr)——「私は8時に起きます。」
  2. (sie / kauft / ein / heute)——「彼女は今日買い物をします。」
  3. (wir / müssen / einkaufen / heute)——「私たちは今日買い物をしなければなりません。」(話法の助動詞を使う)
  4. (er / ruft / nicht / an / mich)——「彼は私に電話しません。」
答えを見る
  1. Ich stehe um acht Uhr auf.
  2. Sie kauft heute ein.
  3. Wir müssen heute einkaufen.
  4. Er ruft mich nicht an.

まとめ

  • 分離動詞(aufstehen、einkaufen、anrufen など)は、現在形の主文では分離する。基本の動詞は普通に2番目の位置で人称変化し、前つづりは文末に移動する。
  • よくある分離前つづりは auf-、ein-、an-、mit-、aus-、ab-、zu-——不定詞では常に強勢が置かれ、動詞と一つの単語として書かれる。
  • 文全体を否定するとき、nicht は分離前つづりのすぐ前に置かれる。
  • 話法の助動詞と一緒のときは、分離動詞は分離しない——一つの不定詞のまま、文末にまとまって移動する。