El puente fue construido por los romanos.その橋はローマ人によって建てられた。
スペイン語には ser + 過去分詞で作る受動態があり、構造は英語の受動態に近い。動作を受ける側を文の主語にでき、受身の se とは違って、動作を行った人物を名指しすることができる。
要点: ser(動作が起きた時制で活用)+ 過去分詞(主語と性・数が一致)、任意で + por + 動作主。El puente fue construido por los romanos. この構文は主にフォーマルな場面や文章で使われる――日常会話のスペイン語では、能動態や se を使うことのほうが多い。
受動態を作る:ser + 分詞、主語との一致
この受動態を作れるのは通常、他動詞だけである。動詞の直接目的語が受動文の主語になるので、llegar(「到着する」)のような自動詞には、受動文の主語になれる直接目的語がないため、この形の受動態にはできない(標準的なこの受動態にはならない)。他動詞の場合、動作が起きた時制で ser を活用し、過去分詞は形容詞と同じように主語と性・数を一致させる。
La casa fue construida en 1950.(その家は1950年に建てられた――主語も分詞も女性単数。)Los puentes fueron construidos por los romanos.(それらの橋はローマ人によって建てられた――男性複数。)Las cartas fueron escritas ayer.(それらの手紙は昨日書かれた――女性複数。)
この一致は、現在完了(ha construido)のような複合時制で使われる分詞との最大の違いである。複合時制の分詞は決して変化しないが、ここでは主語を修飾する形容詞のように機能するため、形容詞とまったく同じように一致する。
Por で動作主を示す
受身の se とは異なり、ser 受動態は誰が・何がその動作を行ったのかを por を使って自由に示すことができる。
El puente fue construido por los romanos.(その橋はローマ人によって建てられた。)La novela fue escrita por Cervantes.(その小説はセルバンテスによって書かれた。)
動作主は省略することもできる。日本語で「その橋は3世紀に建てられた」と言うときのように。
El puente fue construido en el siglo III.(その橋は3世紀に建てられた。)
現在形と点過去形、そしてどれくらい使われるか
理論上 ser 受動態はどの時制でも使えるが、この記事ではもっともよく使われる二つに絞って扱う。習慣的・一般的に真であることを表す現在形と、一つの完結した出来事を表す点過去形である。
La ciudad es visitada por miles de turistas cada año.(その街には毎年何千人もの観光客が訪れる――現在形、一般的な事実。)El museo fue inaugurado en 1980.(その博物館は1980年に開館した――点過去形、一つの完結した出来事。)
日常会話では、スペイン語話者はこの構文にあまり頼らない。能動態や受身・非人称の se のほうが自然に響くことが多いからである。ser 受動態は、新聞記事、公式な報告書、歴史的な語りでよく使われ、特に動作主を名指しする必要があるときに使われる。
Ser + 分詞 と estar + 分詞
estar + 分詞 は、動作そのものではなく、動作の後に残る結果としての状態を表す。
La puerta fue cerrada a las nueve.(そのドアは9時に閉められた――誰かがその瞬間に閉めたという出来事。)La puerta está cerrada.(そのドアは閉まっている――誰がいつ閉めたかに関係なく、今の状態。)
何かが起きたという出来事そのものを描写するときは ser を使い、その後に残る状態を描写するときは estar を使う。
日本語の受身形(~れる/~られる)は英語やスペイン語の ser 受動態に近い働きをするが、動作の主体を示すには「に」や「によって」を使い、スペイン語の por に相当する。一方、結果としての状態を表すには、日本語では受身形ではなく「~ている」(「ドアが閉まっている」)を使うことが多く、これはスペイン語が ser ではなく estar を使う場合と同じ発想である。
よくある間違い
- ❌ La casa fue construido en 1950. → ✅ La casa fue construida en 1950.(過去分詞は主語と性・数が一致しなければならない。casa は女性名詞なので、construido ではなく construida。)
- ❌ El puente fue construido de los romanos. → ✅ El puente fue construido por los romanos.(ser 受動態の動作主は de ではなく por で示す。)
- ❌ La puerta fue cerrada ahora mismo(「今まさに閉まった状態にある」という意味のつもりで)→ ✅ La puerta está cerrada.(現在の結果としての状態を描写するには、出来事そのものを表す ser + 分詞ではなく、estar + 分詞が必要。)
力だめし
- 空欄を埋めよう:Las ventanas ___ (fue/fueron) reparadas ayer.
- 空欄を埋めよう:El libro fue escrito ___ (de/por) un autor famoso.
- La mesa fue hecho de madera はなぜ間違いか。
- 比較しよう:El museo fue cerrado a las seis と El museo está cerrado の違いは何か。
答えを見る
- Las ventanas fueron reparadas ayer.
- El libro fue escrito por un autor famoso.
- 分詞は主語 mesa(女性名詞)と一致しなければならない。hecho ではなく hecha にする必要がある――La mesa fue hecha de madera.
- Fue cerrado は6時に閉められたという出来事を表し、está cerrado はいつ閉められたかに関係なく、博物館の現在の状態を表す。
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まとめ
- ser 受動態 = 動作が起きた時制で活用した ser + 主語と性・数が一致する過去分詞。
- 動作主を示す場合は por で導く:construido por los romanos。
- 主にフォーマルな場面や文章で使われる。日常会話では能動態や se のほうがよく使われる。
- ser + 分詞は動作・出来事そのものを表し、estar + 分詞はその後に残る結果としての状態を表す。