el libro → los libros本 → 複数の本
スペイン語の名詞を複数形にするときは、単数形の語尾に応じて正しい語尾を選ぶことがほとんどだ。名詞に定冠詞が付いている場合、その冠詞も変わる。el/la は los/las になる。
要点: 語尾が母音なら**-sを付ける。語尾が子音なら-es**を付ける。いくつかの語尾には独自の小さな調整が必要になる。
母音で終わる名詞:-sを付ける
スペイン語の名詞の多くは母音で終わり、その場合の複数形はシンプルだ。-sを付けるだけでよい。
- el libro → los libros(本)
- la mesa → las mesas(テーブル)
- el café → los cafés(コーヒー)
caféやsofáのように、アクセント記号の付いた強勢母音で終わる名詞も同じルールに従う。アクセント記号はそのまま残り、単純に*-s*を付ければよい。el sofá → los sofás。
日本語の名詞には単数形と複数形という区別がそもそもなく、「本」は一冊でも何冊でも同じ「本」のままで、数を表すのは数詞や助数詞の役目になる。スペイン語では可算名詞は通常複数形で表し、名詞が定冠詞を伴うときは冠詞も複数形になる。ただしlunesやcrisisのように単数形と複数形が同じ形の名詞もある。
子音で終わる名詞:-esを付ける
名詞が子音で終わる場合、複数形では*-s*だけでなく**-es**という音節がまるごと一つ増える。
- la ciudad → las ciudades(都市)
- el papel → los papeles(紙)
- el reloj → los relojes(時計)
- el profesor → los profesores(教師)
-zで終わる名詞:zがcに変わる
-zで終わる名詞は、-esを付ける前にこの文字をcに置き換える。これは発音の変化ではなく綴りのルールだ。ほとんどのスペイン語圏ではzとcは同じ音を表しており、スペイン語の綴りではzをeの直前に書くことを避けているにすぎない。
- el lápiz → los lápices(鉛筆)
- la luz → las luces(光)
- la vez → las veces(回)
まったく変化しない名詞
もともと強勢のない**-s**で終わっている名詞、つまり最後の音節にアクセントが置かれない名詞は、複数形でもまったく同じ形のままになる。違いを示すのは冠詞だけだ。
- el lunes → los lunes(月曜日。sábadoとdomingoを除く曜日はすべて同じで、この二つは母音で終わるため通常の*-s*ルールに従う。los sábados、los domingos)
- la crisis → las crisis(危機)
- el paraguas → los paraguas(傘)
一方、強勢のある**-s**で終わる語は、他の子音の場合と同じように*-es*を取る。el país → los países(国)。
アクセント位置の移動:jóvenes、exámenes
-enで終わるよく使う名詞の中には、単数形にはアクセント記号がないのに複数形には必要になるものがある。音節が一つ増えることで、強勢の置かれる音節が語末から一つ遠くなるためだ。
| 単数形 | 複数形 |
|---|---|
| el joven | los jóvenes |
| el examen | los exámenes |
| el origen | los orígenes |
よくある間違い
- ❌ los papels → ✅ los papeles(子音で終わる語には*-esが必要で、-s*だけでは足りない)
- ❌ los lápizes → ✅ los lápices(-esの前でzはcに変わる)
- ❌ los crisis → ✅ las crisis(名詞自体は変わらないが、冠詞は変わる必要がある)
- ❌ los jovenes(アクセント記号なし) → ✅ los jóvenes(複数形には単数形にはないアクセント記号が必要)
- ❌ すべての名詞が*-s*/-esルールに従うと思い込む → el lunesやla crisisのような語はもともと強勢のない*-s*で終わっており、変化しない
小テスト
複数形を答えてみよう。
- la mano(手)
- el actor(俳優)
- la voz(声)
- el martes(火曜日)
- el examen(試験)
- el autobús(バス)
答えを見る
- las manos 2. los actores 3. las voces 4. los martes(変化なし) 5. los exámenes 6. los autobuses(強勢のある*-sで終わるため-es*を取る。úのアクセント記号は不要になる。一般的なルールに従えば、強勢は元々その音節に自然に置かれるからだ)
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まとめ
- 名詞が母音で終わる場合は**-s**を付ける:libro → libros。
- 名詞が子音で終わる場合は**-es**を付ける:papel → papeles。
- 名詞が**-zで終わる場合はc**に変えて*-es*を付ける:lápiz → lápices。
- もともと強勢のない**-s**で終わっている名詞はまったく変化しない。複数形を示すのは冠詞だけだ:el lunes → los lunes。
- -enで終わる名詞の一部(joven、examen、origen)は、複数形になると単数形にはないアクセント記号が付く。
- 定冠詞も同じように呼応する:el → los、la → las。名詞の性がそもそもどう決まるかについては名詞の性(男性名詞と女性名詞)を参照。