El hombre que vive aquí es mi vecino.ここに住んでいる男性は私の隣人だ。
スペイン語には、名詞をそれについての補足情報につなげる、とても小さくて非常によく使われる語がある。それがqueだ。慣れてしまえば、新しい文を始めなくても、ほとんど何でも説明できるようになる。
要点: queは、後ろの節を前の名詞につなぐ語だ。主語または直接目的語になる関係節では、人か物かにかかわらず、queは常に同じ語であり、決して形を変えない。前置詞が必要な関係節(con quien hablo、la casa en que vivo)は別の話題だ。
人にもものにも同じ一つの語を使う
日本語では関係代名詞を使わず、ふつうの節をそのまま名詞の前に置いて修飾する。「ここに住んでいる男性」「私が読んでいる本」のように。スペイン語はこれとは逆で、節は名詞のあとに来て、queで導かれる。しかも人でもものでも使う語は同じだ。
El hombre que vive aquí es mi vecino.(ここに住んでいる男性は私の隣人だ。人を指す例。)
El libro que estoy leyendo es interesante.(私が読んでいる本はおもしろい。ものを指す例。)
La chica que conozco vive en Madrid.(私が知っているその女の子はマドリードに住んでいる。人を指し、ここでは目的語になっている。)
queが人を指すかものを指すかによって別の語を選ぶ必要はない。いつも同じ語だ。
日本語では関係代名詞を使わず、ふつうの節をそのまま修飾される名詞の前に置く。「ここに住んでいる男性」「私が知っている女の子」のように。スペイン語はこれとは逆で、先に名詞を言い、そのあとにqueで補足情報を続ける。学習でいちばんつまずきやすいのは、まさにこの日本語の「節が前」という語順を、スペイン語に持ち込んでしまうことだ。
queは節の主語にも直接目的語にもなる
queが主語または直接目的語になる関係節では、形を変えずにどちらの役割も果たせる。
El profesor que enseña español es simpático.(スペイン語を教えているその先生は感じがいい。ここではqueがenseñaの主語だ。)
El profesor que conocemos es simpático.(私たちが知っているその先生は感じがいい。ここではqueがconocemosの直接目的語だ。)
日本語の修飾節は、主語の関係でも目的語の関係でも同じ構造になる(「スペイン語を教えている先生」/「私たちが知っている先生」)。スペイン語のqueも、この二つの役割で同じように変化しないが、節の位置と語順は日本語とは正反対になる。
ただしこれは主語と直接目的語の役割に限られる。前置詞が必要になったとたん、たとえば「〜と」話す相手、「〜の中に」ある場所、「〜について」の話などでは、単独のqueでは足りなくなり、文には別の関係形式(con quien、en el queなど)が必要になる。それは別の話題であり、この記事ではqueが主語・直接目的語になる場合だけを扱う。
queは決して形を変えない
queが指しているものの性や数がどうであっても、que自体はまったく同じ形のままだ。
El chico que llegó tarde(男性単数)、La chica que llegó tarde(女性単数)、Los chicos que llegaron tarde(男性複数)、Las chicas que llegaron tarde(女性複数)
que自体は決して何とも一致しない。一致するのは動詞だけであり、それも実際に自分を支配している主語と一致する。queが自分の節の主語であれば(上の四つの例のように)先行詞と一致し、queが直接目的語であれば関係節自身の主語と一致する(El profesor que conocemosでは、conocemosは「私たち」と一致していて、el profesorとは一致していない)。
よくある間違い
- ❌ El hombre quien vive aquí → ✅ El hombre que vive aquí.(quienはスペイン語に存在するが、前置詞のあとで人を指す場合や、より改まった文体のためのものだ。queは人にもものにも使える、日常的で汎用的な選択肢だ。)
- ❌ La casa que vive mi abuela(「祖母が住んでいる家」のつもりの表現)→ ✅ La casa en que/en la que vive mi abuela / La casa donde vive mi abuela.(前置詞で導かれる場所こそが欠けている場合、単独のqueでは足りない。これには専用の構文が必要になる。)
- ❌ El libro que lo leo → ✅ El libro que leo.(queがすでに目的語を表しているので、それを繰り返す二つ目の目的語代名詞を加える必要はない。)
力だめし
- Tengo un amigo.とMi amigo vive en Chile.をqueを使って一つの文にするには、どうすればよいか。
- La película ___ vimos ayer fue muy buenaの空欄に入る語は何か。
- el hombre que llegóのqueとla mujer que llegóのqueは違うものか。その理由は何か。
- El libro que lo compré es caroはどこが間違っているか、どう直せばよいか。
答えを見る
- Tengo un amigo que vive en Chile.
- La película que vimos ayer fue muy buena.
- 違わない。queは性や数によって決して変化しない。主語を反映するのは動詞(llegó)だけであり、この例では二つの主語がどちらも三人称単数なので、動詞も変わらない。
- loはqueがすでにel libroを指しているので余分だ → El libro que compré es caro.
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まとめ
- queは名詞とそれについての補足情報をつなぐ語であり、人にもものにも同じ語を使う。
- 自分の節の主語にも直接目的語にもなれ、英語のthat/whoのように省略されることは決してない。
- queは性や数によって決して形を変えない。変わるのはそれを取り巻く動詞だけだ。
- queだけではすべての関係の意味をカバーできない。前置詞で導かれる場所にはdondeやen que/en la queが必要であり、それらは別の構文だ。