Tu vois Marc demain ? Oui, je vais le voir.明日マルクに会う?うん、彼に会うよ。

直接目的語代名詞me、te、le、la、nous、vous、les)と間接目的語代名詞me、te、lui、nous、vous、leur)はすでに学んだ。基本ルールは、活用した動詞の直前に置くというものだった。文によって変わるのは、どの動詞が「その」動詞、つまり代名詞が前に立つべき動詞にあたるかという点であり、肯定命令形という、代名詞がそもそも前に立たない構文もひとつある。この記事は、単一の代名詞について、その位置に関するルールを一か所にまとめたものである。

要点: 代名詞は、平叙文や否定文では活用した動詞の直前に、allerpouvoirvouloirdevoirなどの後では不定詞の直前に置かれる。肯定命令形でだけハイフンでつないで動詞の直後に置かれ、否定命令形になるとすぐに前へ戻る。

普通の平叙文では

代名詞は、直接目的語でも間接目的語でも違いはなく、活用した動詞のすぐ前に置かれる。

  • Je le vois.。決して ❌ Je vois le. とはしません。
  • Je lui téléphone.。決して ❌ Je téléphone lui. とはしません。

(形の一覧やle/la/leslui/leurの使い分けは、上でリンクした二つの記事を参照。)

否定文では

ne... pasは代名詞と動詞をまとめて挟み込み、代名詞はneのすぐ後ろで動詞にくっついたままになる。

  • Je ne le vois pas.(彼を見ない。)
  • Elle ne lui téléphone pas.(彼女は彼に電話しない。)

不定詞の前に置く場合:aller、pouvoir、vouloir、devoir、そしてfutur proche

代名詞が属する動詞が、allerpouvoirvouloirdevoirなどの直後に来る不定詞である場合、代名詞は最初の動詞の前ではなく、その不定詞の直前へと移動する。

  • Je vais le voir demain.(明日彼に会う予定だ。)決して ❌ Je le vais voir. とはしません。
  • Tu peux lui téléphoner ce soir.(今夜彼に電話できるよ。)
  • Elle veut les inviter.(彼女は彼らを招待したがっている。)
  • Nous devons leur écrire.(私たちは彼らに手紙を書かなければならない。)

これはfutur prochealler + 不定詞)を支えているのと同じルールである。代名詞は、文中のどこに不定詞が来ようとも、実際に自分がその目的語である不定詞に必ずくっつく。✅ Je vais lui parler.。決して ❌ Je lui vais parler. とはしません。

日本語では、目的語は「を」「に」などの格助詞を伴って動詞の前に置かれ、文が平叙文であっても否定文であっても、この位置が変わることはない。フランス語では文の種類によって代名詞の位置そのものが動詞の前後で入れ替わる点が大きく異なる。

これはどの二動詞構文にも当てはまるわけではない。fairevoirentendreのような知覚動詞の後に不定詞が来る場合、代名詞はむしろ最初の動詞の前に置かれる(*Je le fais partir.*であり、❌ *Je fais le partir.*ではない)。この構文は別の話題である。

肯定命令形では:動詞の後ろに、ハイフンでつなぐ

命令形は、単一の目的語代名詞が「動詞の前」という習慣を破る唯一の場面である。肯定の命令文では、代名詞はハイフンで動詞のすぐ後ろにくっつき、metemoitoiに変わる。

  • Regarde-le !(彼を見て!)
  • Écoute-moi !(私の話を聞いて!)❌ Écoute-me ! ではありません。
  • Téléphone-lui !(彼に電話して!)
  • Invitez-les !(彼らを招待してください!)

否定命令形では:再び前に戻る

同じ命令文を否定形にすると、代名詞はすぐに動詞の前という普段の位置に戻り、moi/toiは再びme/teに戻る。全体はne... pasで挟まれる。

  • Ne le regarde pas !。決して ❌ Ne regarde-le pas ! とはしません。
  • Ne **m'**écoute pas !meécouteの母音の前でエリジオンして*m'*になる。平叙文の場合と同じ仕組みである。)
  • Ne lui téléphone pas !

すべての位置を一覧で

構文 代名詞の位置 例文
平叙文 活用した動詞の前 Je le vois.
否定文 動詞の前、ne... pasの内側 Je ne le vois pas.
aller / pouvoir / vouloir / devoir + 不定詞 不定詞の前 Je vais le voir.
肯定命令形 動詞の後ろ、ハイフンでつなぐ(me/temoi/toi Regarde-le !
否定命令形 動詞の前、ne... pasの内側 Ne le regarde pas !

よくある間違い

  • Je vois le. → ✅ Je le vois.(平叙文では代名詞は動詞の前に置かれ、後ろではない)
  • Je le vais voir. → ✅ Je vais le voir.(不定詞がある場合、代名詞は最初の動詞ではなく、その不定詞の直前に置かれる)
  • Écoute-me ! → ✅ Écoute-moi !(肯定命令形では、動詞の後ろにくっついた時点でmemoiに変わる)
  • Ne regarde-le pas ! → ✅ Ne le regarde pas !(否定命令文になると、代名詞はすぐに動詞の前へ戻る)

確認問題

代名詞の位置が正しい文を選ぼう。

1.(彼女に電話する。)→ Je téléphone lui. / Je lui téléphone. 2.(彼らを招待するつもりだ。)→ Je vais les inviter. / Je les vais inviter. 3.(私を見て!)→ Regarde-moi ! / Regarde-me ! 4.(彼を呼ばないで! 否定命令文)→ Ne l'appelle pas ! / N'appelle-l' pas ! 5.(私たちは彼らに手紙を書かなければならない。)→ Nous devons leur écrire. / Nous leur devons écrire.

答えを見る
  1. Je lui téléphone.   2. Je vais les inviter.   3. Regarde-moi !   4. *Ne **l'*appelle pas !   5. Nous devons leur écrire.

まとめ

  • 普通の平叙文や否定文では、単一の目的語代名詞は、直接目的語(le、la、les……)であれ間接目的語(lui、leur……)であれ、活用した動詞の直前に置かれる。
  • allerpouvoirvouloirdevoirなどの後では、代名詞は実際に自分が目的語である不定詞の直前へ移動する。futur procheでも同じルールが働く。
  • 肯定命令形は唯一の例外で、代名詞はハイフンで動詞の後ろにくっつき、me/temoi/toiに変わる。
  • 否定の命令文になると、代名詞はすぐにne... pasの内側、動詞の前へと戻り、moi/toime/teに戻る。
  • faireや知覚動詞(voirentendre)+ 不定詞はaller型のルールに従わず、代名詞は最初の動詞のそばにとどまる。これは別の話題である。