Я вижу брата. Я знаю Анну. Я люблю тебя.私は兄を見ています。私はアンナを知っています。私はあなたが好きです。

物の場合、対格はおもに主格と同じ形です(4格(対格):無生物名詞)。直接目的語が人や動物のときは、ロシア語にもう一つ変化が加わります。男性単数名詞も形が変わるのです。人称代名詞にも、専用の対格の形があります。

ひとことで: 人や動物を表す男性名詞には -а を付けるか、-ь / -й を -я に替えます(брат → брата, учитель → учителя)。女性名詞は -а が -у、-я が -ю になります(Анна → Анну)。代名詞は形がすっかり変わります(я → меня, ты → тебя)。

男性名詞:生格と同じ形

人や動物を表す男性名詞は、硬子音のあとでは -а が付き、語末の -ь や -й は -я に替わります。

主格 対格 例
брат брата Я вижу брата.(私は兄を見ます。)
студент студента Мы знаем студента.(私たちはその学生を知っています。)
учитель учителя Она любит учителя.(彼女は先生が好きです。)
Сергей Сергея Я жду Сергея.(私はセルゲイを待っています。)
друг друга Он видит друга.(彼は友達を見ます。)
кот кота Мы любим кота.(私たちは猫が好きです。)

これは生格が使う形と同じで、生格は2格(生格):所有と「у меня есть」で出てきます。Я вижу стол(物なので変化なし)と Я вижу брата(人なので -а)を比べてみてください。

日本語では、人でも物でも「を」で目的語を示し、名詞の形は変わりません。ロシア語では、人や動物の男性名詞は対格で形が変わり、物の男性名詞は変わりません(Я вижу стол, Я вижу брата)。代名詞は「私を」「あなたを」にあたる専用の語です(меня, тебя)。

女性名詞:-у と -ю

人や動物を表す女性名詞は、物と同じ型に従います。

  • мама → маму:Я жду маму.(私はお母さんを待っています。)
  • Анна → Анну:Я знаю Анну.(私はアンナを知っています。)
  • кошка → кошку:Мы любим кошку.(私たちは猫が好きです。)
  • Наталья → Наталью:Он видит Наталью.(彼はナタリヤを見ます。)

男性名詞のなかには -а / -я で終わるものがあり、女性名詞と同じように変わります。папа → папу, дядя → дядю。

人と動物の複数形

有生物の複数形も主格と違います。生格複数の形を使い、たとえば студенты → студентов, учителя → учителей, братья → братьев, мамы → мам, кошки → кошек となります(Мы знаем студентов. 私たちはその学生たちを知っています。)。生格複数には固有の語尾があり、あとのレッスンで扱います。今の段階では、これらの形を見分けられれば十分です。

疑問詞「кого?」

人や動物を目的語としてたずねる疑問詞は кого?(だれを)で、物の場合は что? です。Кого ты видишь? — Брата.(だれを見ていますか。兄です。)Что ты видишь? — Стол.(何を見ていますか。机です。)

対格の人称代名詞

主格 対格 例
я меня Он знает меня.(彼は私を知っています。)
ты тебя Я люблю тебя.(私はあなたが好きです。)
он его Мы видим его.(私たちは彼を見ます。)
она её Я знаю её.(私は彼女を知っています。)
оно его Мы видим его.(私たちはそれを見ます。)
мы нас Они ждут нас.(彼らは私たちを待っています。)
вы вас Я понимаю вас.(私はあなたがたの言うことがわかります。)
они их Я вижу их.(私は彼らを見ます。)

主格の代名詞は人称代名詞で扱っています。

人によく使う動詞

  • видеть(見る):Я вижу брата.
  • знать(知っている):Она знает Анну.
  • любить(愛する、好む):Он любит маму.
  • ждать(待つ):Мы ждём друга.
  • понимать(理解する):Я понимаю тебя.

動詞の活用は、現在形:第1活用の -е- 語尾と現在形:第2活用の -и- 語尾のとおりです。

よくある間違い

  • ❌ Я вижу брат. → ✅ Я вижу брата.(男性の人には対格の形が必要です)
  • ❌ Я знаю Анна. → ✅ Я знаю Анну.(-а で終わる女性の名前は -у になります)
  • ❌ Я люблю ты. → ✅ Я люблю тебя.(目的語には対格の代名詞が必要です)
  • ❌ Мы видим студент. → ✅ Мы видим студента.(人なので -а です)
  • ❌ Я знаю она. → ✅ Я знаю её.(она は目的語では её になります)

ミニテスト

それぞれの空所にはどの形が合うでしょうか。

  1. (брат) Я вижу ____.
  2. (Анна) Мы знаем ____.
  3. (ты) Я люблю ____.
  4. (учитель) Она ждёт ____.
  5. (мы) Они знают ____.
答えを見る
  1. брата   2. Анну   3. тебя   4. учителя   5. нас

まとめ

  • 人や動物を目的語としてたずねる疑問詞は кого? です。
  • 人や動物を表す男性単数名詞は生格と同じ形になります:-а または -я(брата, учителя)。
  • 女性名詞は、物と同じく -у または -ю になります(Анну, Наталью)。
  • 有生物の複数形は生格複数の形を使います(студентов, мам)。
  • 代名詞には専用の形があります:меня, тебя, его, её, нас, вас, их。