Читай! Читайте, пожалуйста. Не говори.読んで! 読んでください。話さないで。
命令形は、命令、指示、お願いに使う動詞の形です。ロシア語には主な形が二つあり、ты に対する形(читай)と、вы に対する形(читайте)です。вы の形は丁寧な言い方であり、複数にも使います。пожалуйста(どうぞ、お願いします)を添えると、やさしい響きになります。
ひとことで: 現在形の они の形から語尾を取ります。残った部分が母音で終わるときは -й を付け(читают → читай)、子音で終わるときは -и(говорят → говори)か -ь(готовят → готовь)を付けます。вы の形には -те をさらに付けます(читайте, говорите)。
命令形の作り方
現在形の они の形から始めて(現在形:第1活用の -е- 語尾(читать, знать) と 現在形:第2活用の -и- 語尾(говорить, любить) を参照)、語尾 -ут / -ют / -ат / -ят を取り、語幹の最後の文字を見ます。
| 語幹の終わり | ты の形 | 例 |
|---|---|---|
| 母音 | -й | читают → читай、слушают → слушай、повторяют → повторяй |
| 子音で、アクセントが語尾にある | -и | говорят → говори、пишут → пиши、идут → иди |
| 子音が連続している | -и | смотрят → смотри |
| 子音が一つで、アクセントが語幹にとどまる | -ь | готовят → готовь |
アクセントや綴りの関係で、単純な規則とは違って見える形もあるので、よく使うものは語としてまとめて覚えると便利です:читай, пиши, говори, слушай, смотри, повторяй, жди, иди。
日本語では、「読んで」「読んでください」「読みなさい」のように、動詞の形と丁寧さを組み合わせて依頼や指示の強さを調整します。ロシア語では、親しい相手に対する ты の形(читай)と、丁寧な相手や複数の相手に対する вы の形(читайте)で使い分けるのが基本です。禁止は、日本語の「〜ないで」にあたる言い方として、не を命令形の前に置きます(не читай)。
вы の形:複数と丁寧
вы の形は、ты の形に -те を付けて作ります。複数の相手や、丁寧に話しかける一人の相手に使います。
- Читай は ты で呼ぶ一人の相手に、Читайте は複数の相手、または вы で呼ぶ一人の相手に使います。
- Говори медленно. → Говорите медленно, пожалуйста.(ゆっくり話して。→ ゆっくり話してください。)
- Слушай. → Слушайте.(聞いて。→ 聞いてください。)
- Пиши. → Пишите.(書いて。→ 書いてください。)
初対面の人や改まった場面では、ふつう вы の形を選び、пожалуйста もよく添えます。
再帰動詞
再帰動詞は命令形でも語尾を保ちます。母音の後では -сь(садись, садитесь)、子音または -ь の後では -ся(умывайся, готовься)になります。
- садиться(座る):Садись! / Садитесь!(座って!/お座りください。)
- учиться(学ぶ):Учись! / Учитесь!(勉強してね!/勉強してください。)
- готовиться(準備する):Готовься! / Готовьтесь!(準備してね!/準備してください。)
いくつかの不規則な命令形
とてもよく使う動詞には、独自の形があります。
- быть(ある、〜である):Будь! / Будьте!:Будьте здоровы!(お元気で!)
- пить(飲む):Пей! / Пейте!:Пей чай.(お茶を飲んで。)
- есть(食べる):Ешь! / Ешьте!:Ешьте суп.(スープを召し上がってください。)
〜しないで:не + 命令形
相手に何かをしないように言うときは、命令形の前に не を置きます。ふつうの禁止では、動詞は通常の不完了体の形になります。「не」による否定 と同じです。
- Не говори!(話さないで!)Не говорите так.(そのように話さないでください。)
- Не читай это.(これは読まないで。)
- Не жди.(待たないで。)
ロシア語の多くの動詞には二つのアスペクトがあり、命令でどちらを選ぶかは 命令形におけるアスペクト(完了体・不完了体の使い分け) で説明します。今のところは、この記事の形で日常の指示に十分対応できます。
提案:давай / давайте
一緒に何かしようと提案するときは、давай(友達に)または давайте(複数の相手に、または丁寧に)に不定詞を続けます。
- Давай читать.(一緒に読もう。)
- Давайте говорить по-русски.(ロシア語で話しましょう。)
よくある間違い
- ❌ Читайть! → ✅ Читай!(-й の後に語尾は付かない)
- ❌ Садися! → ✅ Садись!(母音 и の後は -сь)
- ❌ Пишайте! → ✅ Пишите!(вы の形は ты の形 пиши に -те を付けたもの)
- ❌ Пью чай! → ✅ Пей чай!(пить の命令形は пей)
- ❌ Не читаю это! → ✅ Не читай это!(禁止には現在形ではなく命令形が必要)
ミニテスト
空欄に入る形はどれでしょう。
- (читать, ты) ____ книгу!
- (говорить, вы) ____ медленно, пожалуйста.
- (писать, ты) ____ письмо!
- (слушать, вы) ____ музыку.
- (говорить, ты、не を付ける) ____ так!
答えを見る
- Читай 2. Говорите 3. Пиши 4. Слушайте 5. Не говори
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まとめ
- 命令形は指示やお願いを表します。ты の形(читай, говори, пиши, готовь)と、複数または丁寧な相手に使う вы の形(читайте, говорите)があります。
- ты の形は、現在形 они の語幹に -й、-и、-ь を付けて作り、вы の形はさらに -те を付けます。
- 再帰動詞は -сь / -ся で終わり(садись, садитесь)、いくつかの動詞は不規則です(будь, пей, ешь)。
- Не + 命令形は禁止を表し(Не говори)、давай / давайте + 不定詞は一緒にすることを提案します(Давайте читать)。