Анна сказала, что она устала. Я думаю, что это правильно. Я знаю, что ты дома.アンナは疲れていると言いました。私はこれが正しいと思います。あなたが家にいることを知っています。

что(「〜ということ」)で始まる従属節は、誰かが言うこと、考えること、知っていること、感じていることの内容を表します。主節には動詞(сказал, думаю, знаю)があり、что の節がその内容を示します。これで、相手の言葉をそのまま引用せずに、手短に伝えることができます。

要点:主節と что の節はコンマで区切り(ふつうの語順では что の直前に置きます)、伝える部分は伝える人の視点で作ります。その動詞は、もとの話し手が使うはずの時制のままで(Он сказал, что живёт в Москве)、人称は視点が変わるときだけ変わります(Она сказала мне, что я прав)。

基本の形

形は主節 + コンマ + что + 従属節です。

  • Он сказал, что придёт завтра.(彼は明日来ると言いました。)
  • Я знаю, что ты прав.(あなたが正しいことを知っています。)
  • Мы думаем, что это хорошая идея.(私たちはこれがいい考えだと思います。)
  • Она видит, что дверь открыта.(彼女はドアが開いているのを見ています。)

この形では что の前に毎回コンマを置きます(что の節が先に来る Что он придёт, я знаю のような場合は、節のあとにコンマが来ます)。その後ろには、自分の動詞と、明示または省略された主語を持つ文が続き、что 自体は形が変わりません。日本語では「と」で引用する節が動詞の前に来ますが、ロシア語では что の節が動詞のあとに続きます。

次のような動詞や表現のあとに、よく что が続きます。

意味 例
言う говорить / сказать, рассказывать / рассказать, писать / написать, обещать / пообещать
思う・知る думать, считать, знать, понимать / понять, помнить, верить, надеяться
知覚する видеть / увидеть, слышать / услышать, замечать / заметить
思える казаться(Мне кажется, что…)

сказать, рассказать, написать, обещать などで相手を示すときは、相手はふつう3格になります(3格を要求する動詞(нравиться, звонить, помогать)を参照):Она сказала мне, что… / Он обещал нам, что…(彼女は私に〜と言いました/彼は私たちに〜と約束しました)Говорят, что…(「〜と言われています」)のような文では、特定の誰かを挙げません。

時制:従属節はもとの視点を保つ

ロシア語は、人の言葉を伝えるときに時制をずらしません。что の節の動詞は、もとの話し手が使うはずの動詞です。現在は現在のまま、過去は過去のまま、未来は未来のままです。

もとの言葉 伝える文
«Я живу в Москве».(現在) Он сказал, что живёт в Москве.
«Я жил в Москве».(過去) Он сказал, что жил в Москве.
«Я приеду завтра».(未来) Он сказал, что приедет завтра.

ロシア語の現在形 живёт は、どこに住んでいるかを言うときに正しく、過去形 жил は、以前そこに住んでいたことを表します。

日本語でも「彼は疲れていると言った」のように、引用される節の時制ともとの言葉の時制は基本的に変わらず、その点はロシア語に近いです。違いは、日本語では「と」が節のあとに付き、節が動詞の前に来るのに対し、ロシア語では что が節の前に来てコンマで区切られること、そして過去形が主語の性と数に合うことです。

過去形は、ほかの文と同じく主語の性と数に一致します(過去形:-л の形を参照):Анна сказала, что устала. Олег сказал, что устал. Они сказали, что устали.

アスペクトも普通の文と同じように働き、писал と написал の選び方は意味によって決まります(過去形におけるアスペクト(不完了体と完了体)を参照):Он сказал, что писал письмо весь вечер(……彼は一晩中手紙を書いていた)。Он сказал, что написал письмо(……彼は手紙を書き終えた)。

人称:代名詞は伝える人に合わせて変わる

伝える人が別の人になると、もとの言葉の代名詞や動詞の語尾は変わります。日本語の「私」「あなた」の置き換えと同じです。

  • Анна сказала: «Я устала». → Анна сказала, что устала.(アンナは「疲れた」と言いました。→ アンナは疲れていると言いました。)
  • Он сказал мне: «Ты прав». → Он сказал мне, что я прав.(彼は私に「あなたが正しい」と言いました。→ 彼は私が正しいと言いました。)
  • Мы сказали: «Мы придём». → Мы сказали, что придём.(私たちは「行きます」と言いました。→ 私たちは行くと言いました。)

что の節の主語が主節の主語と同じ人のときは、ロシア語では代名詞をよく省略します(Анна сказала, что устала)。代名詞は、混乱を避けたいときや、その人を強調したいときに役立ちます:Анна сказала, что она устала, а я нет.

что を使う気持ちや評価

Что は、事実に対する気持ちを表す語のあとにも使われます。主節には рад のような短語尾形や、жаль、хорошо のような無人称の語が来ることがあります。

  • Я рад, что ты пришёл.(あなたが来てくれてうれしいです。)
  • Жаль, что ты не можешь поехать.(あなたが行けなくて残念です。)
  • Хорошо, что сегодня тепло.(今日は暖かくてよかったです。)

詳しくは形容詞の短語尾形(рад, должен, готов)と無人称構文(можно, нужно, нельзя + 3格)を参照してください。

すべての伝達に что を使うわけではない

Что は、主張、事実、意見を導きます。ほかの内容には別の語が必要です。

  • 別の人への願望や依頼には чтобы を使います:Я хочу, чтобы ты пришёл.(あなたに来てほしいです。)これは「чтобы」による命令の伝達で扱います。
  • 質問には ли か疑問詞を使います:Он спросил, дома ли она. Он спросил, где она живёт.(彼は彼女が家にいるかどうか尋ねました。彼は彼女がどこに住んでいるかを尋ねました。)これは間接疑問文で扱います。
  • что は疑問詞「何」でもあり、この場合は格変化します(о чём, чего):Я не знаю, что он сказал.(彼が何を言ったのか知りません。)ここでの что は сказал の目的語であり、接続詞ではありません。

よくある間違い

  • ❌ Он сказал что придёт. → ✅ Он сказал, что придёт.(что の前にはコンマを置く)
  • ❌ Он сказал, что: «Я устал». → ✅ Он сказал, что устал. / Он сказал: «Я устал».(что は間接話法に使い、直接引用はコロンのあとに置く。両方を一緒には使わない)
  • ❌ Я хочу, что ты пришёл. → ✅ Я хочу, чтобы ты пришёл.(願望のあとには чтобы を使う)
  • ❌ Он спросил, что она дома. → ✅ Он спросил, дома ли она.(間接疑問文には ли か疑問詞を使う)

クイックチェック

どの動詞の形が合いますか。

  1. Вчера Олег сказал: «Я живу в Москве». → Олег сказал, что ____ в Москве.
  2. Мария сказала: «Я устала». → Мария сказала, что ____.
  3. Антон сказал: «Я приду завтра». → Антон сказал, что ____ завтра.

どの語が合いますか:что、чтобы、ли。

  1. Я знаю, ____ ты прав.
  2. Я хочу, ____ ты пришёл.
  3. Он спросил, дома ____ она.
答えを見る
  1. живёт   2. устала   3. придёт   4. что   5. чтобы   6. ли

重要ポイント

  • что の節は、人が言うこと、考えること、知っていること、感じていることを伝え、主節とはコンマで区切り、ふつうの語順では что の直前に置く。
  • 動詞はもとの視点を保つ。現在は現在のまま、過去は過去のまま、未来は未来のままで、英語のような時制のずれはない。
  • 過去形は что の節の主語の性と数に一致する。
  • 伝える人が別の人になると、代名詞と語尾が変わる(Он сказал мне, что я прав)。
  • Что は気持ちや評価のあとにも使う(Я рад, что…、Жаль, что…)。
  • 願望には чтобы、間接疑問文には ли か疑問詞を使い、接続詞 что は使わない。